Gitで特定のコミットまで戻す方法を紹介します。間違えてコミットしてしまった場合や、以前の状態に戻したい場合に役立ちます。
戻りたいコミットのハッシュ値を調べる
戻りたいコミットのハッシュ値は、以下のコマンドで調べることができます。
git log
このコマンドを実行すると、コミットの履歴が表示されます。戻りたいコミットの行の、commit列に記載されているハッシュ値がコミットのハッシュ値です。
git resetコマンドで戻りたいコミットまで戻す
戻りたいコミットまで戻すには、git resetコマンドを実行します。
git reset --hard ハッシュ値
ハッシュ値には、戻りたいコミットのハッシュ値を指定します。
リモートリポジトリに反映する場合は、git pushコマンドを実行する
ローカルリポジトリを特定のコミットまで戻した後、リモートリポジトリに反映する場合は、git pushコマンドを実行します。
git push origin master -f
-f オプションを指定することで、リモートリポジトリの変更を上書きします。
注意点
git reset –hard コマンドを実行すると、現在の HEAD のコミット以降の変更がすべて失われます。そのため、このコマンドを使用する場合は、慎重に行う必要があります。
まとめ
Gitで特定のコミットまで戻す方法は、以下のとおりです。
- 戻りたいコミットのハッシュ値を調べる
- git resetコマンドで戻りたいコミットまで戻す
- リモートリポジトリに反映する場合は、git pushコマンドを実行する
この方法を覚えておくと、間違えてコミットしてしまった場合や、以前の状態に戻したい場合に役立ちます。