パソコンの整理をしていると、不要な空のフォルダがたくさんあることに気づくことがあります。一つ一つ手作業で削除するのは面倒ですよね。そこで、バッチファイルを使って空のフォルダを一括で削除する方法をご紹介します。
バッチファイルとは?
バッチファイルとは、複数のコマンドを一つのファイルにまとめて実行できるファイルのことです。これを使うことで、面倒な作業を自動化できます。
スクリプトの作成
まずは、以下のコードをテキストエディタに入力しましょう。
@echo off
setlocal
set "root_folder=C:\path\to\your\directory"
for /f "delims=" %%D in ('dir "%root_folder%" /ad /s /b /o:n') do (
rd "%%D" 2>nul
)
endlocal
pause
- @echo off:コマンドプロンプトにコマンド自体を表示しないようにします。
- setlocal:スクリプト内の環境変数の変更がスクリプト外に影響を与えないようにします。
- set “root_folder=C:\path\to\your\directory”:空フォルダを削除したいディレクトリのパスを指定します。
- for /f “delims=” %%D in (‘dir “%root_folder%” /ad /s /b /o:n’) do ( rd “%%D” 2>nul ):指定したディレクトリ内のサブディレクトリを再帰的に調べ、空のフォルダを削除します。
- endlocal:ローカル環境変数の設定を終了します。
- pause:スクリプトの実行結果を確認するために一時停止します。
バッチファイルの保存と実行
- 上記のコードを .bat 拡張子で保存します(例: DeleteEmptyFolders.bat)。
- ファイルを保存したら、ダブルクリックして実行します。
注意点
- スクリプトを実行すると、指定したフォルダ内のすべての空のフォルダが削除されます。誤って重要なフォルダを削除しないように注意してください。
- 管理者権限が必要な場合は、バッチファイルを右クリックして「管理者として実行」を選択してください。
まとめ
このバッチファイルを使えば、空のフォルダを一括で削除する作業がとても簡単になります。ぜひ試してみてください!