バッチファイル(またはバッチスクリプト)は、Windowsシステムで自動化されたタスクを実行するための強力なツールです。特に、繰り返し処理を行うことで、複数のファイルや操作を効率的に処理できます。この記事では、バッチファイルで繰り返し処理を行う方法を詳しく紹介します。
for ループを使った繰り返し処理
for ループを使用することで、ファイルやフォルダのリスト、あるいは指定した回数だけ処理を繰り返すことができます。具体的な例として、以下の方法があります。
ファイルやフォルダのリストを繰り返し処理する例
for %%i in (C:\Path\To\Your\Folder\*) do (
echo 現在のファイルは %%i です。
rem ここに処理を記述
)
指定した回数だけ処理を行う例
for /l %%i in (1, 1, 10) do (
echo 現在のカウントは %%i です。
rem ここに処理を記述
)
変数を使った繰り返し処理
変数を使って、繰り返し処理を行うことも可能です。例として、配列の要素を一つずつ処理する方法を示します。
setlocal enabledelayedexpansion
set fruits=apple orange banana
for %%f in (%fruits%) do (
echo 現在の果物は %%f です。
rem ここに処理を記述
)
endlocal
goto を使った無限ループの例
goto を使ってラベルを指定し、無限ループを作ることもできます。以下はその例です。
@echo off
:loop
echo この行は繰り返し処理されます。
rem ここに処理を記述
goto loop
まとめ
この記事では、バッチファイルで繰り返し処理を行うための基本的な方法を紹介しました。for ループを使ったファイルや変数の処理、そして無限ループの作成方法を理解することで、より効率的にタスクを自動化することができるでしょう。さまざまなシナリオに応じて、適切な方法を選んで実装してみてください。