【bat】バッチファイルで数値を比較する方法

バッチファイルを使って数値を比較する方法を知りたいですか?この記事では、基本的な数値比較の方法を分かりやすく解説します。初心者の方でも理解できるように、具体的な例を交えて説明します。

バッチファイルとは?

バッチファイルは、Windowsのコマンドプロンプトで実行できるコマンドの集合を含むファイルです。.bat または .cmd の拡張子を持つこれらのファイルを使うことで、複数のコマンドを順に実行することができます。

数値を比較するための基本構文

バッチファイルで数値を比較するには、if 文を使用します。以下に基本構文を示します。

if 数値1 演算子 数値2 (
    コマンド
)

ここで使える演算子は以下の通りです。

  • EQU:等しい (=) の意味
  • NEQ:等しくない (!=) の意味
  • GTR:大きい (>) の意味
  • LSS:小さい (<) の意味
  • GEQ:以上 (>=) の意味
  • LEQ:以下 (<=) の意味

実際のコード例

以下に、具体的な数値比較の例を示します。この例では、変数 num1 と num2 の値を比較し、それに応じたメッセージを表示します。

@echo off
setlocal

set num1=5
set num2=10

if %num1% EQU %num2% (
    echo num1 is equal to num2
) else if %num1% GTR %num2% (
    echo num1 is greater than num2
) else (
    echo num1 is less than num2
)

endlocal
pause
  • @echo off:この行は、バッチファイル内のコマンドを実行する際に表示されるコマンドそのものを非表示にします。
  • setlocal:このコマンドは、バッチファイルの中で環境変数の変更がスクリプト終了時にリセットされるようにします。
  • set num1=5 と set num2=10:変数 num1 と num2 にそれぞれの値を設定します。
  • if 文:num1 と num2 を比較し、結果に応じて対応するメッセージを表示します。
  • endlocal:setlocal によってローカルにした環境変数の変更を終了し、元に戻します。
  • pause:スクリプトの終了を一時停止し、ユーザーがキーを押すのを待ちます。

まとめ

バッチファイルで数値を比較する方法について解説しました。if 文と適切な演算子を使用することで、簡単に数値の比較を行うことができます。ぜひ、この記事を参考にしてバッチファイルのスクリプトを作成してみてください。