バッチファイルは、Windows環境での自動化や簡単なスクリプト作成に非常に便利なツールです。本記事では、バッチファイルを使って基本的な算術演算を行う方法を紹介します。これにより、日常的な計算を自動化したり、より複雑なバッチスクリプトを作成する際の基礎を学ぶことができます。
基本的な算術演算
バッチファイルでは、加算、減算、乗算、除算、剰余といった基本的な算術演算を行うことができます。以下に、各演算の例を示します。
加算(足し算)
@echo off
set /a result=5 + 3
echo 5 + 3 = %result%
pause
減算(引き算)
@echo off
set /a result=10 - 4
echo 10 - 4 = %result%
pause
乗算(掛け算)
@echo off
set /a result=7 * 6
echo 7 * 6 = %result%
pause
除算(割り算)
@echo off
set /a result=20 / 4
echo 20 / 4 = %result%
pause
剰余(余り)
@echo off
set /a result=17 %% 3
echo 17 %% 3 = %result%
pause
変数を使った計算
次に、ユーザー入力を利用して計算を行うバッチファイルの例を紹介します。これにより、動的な値を使った計算が可能になります。
@echo off
set /p num1=Enter first number:
set /p num2=Enter second number:
set /a sum=%num1% + %num2%
set /a diff=%num1% - %num2%
set /a prod=%num1% * %num2%
set /a quot=%num1% / %num2%
set /a rem=%num1% %% %num2%
echo Sum: %sum%
echo Difference: %diff%
echo Product: %prod%
echo Quotient: %quot%
echo Remainder: %rem%
pause
まとめ
バッチファイルを使った計算は、シンプルでありながら強力です。基本的な算術演算を理解することで、より複雑なスクリプトの作成や自動化タスクに役立てることができます。ぜひ、自分のプロジェクトに応用してみてください。