バッチファイルで文字列を結合する方法を紹介します。バッチファイルは、Windows環境でよく使用されるスクリプト言語であり、簡単な自動化タスクや管理タスクに役立ちます。この記事では、基本的な文字列結合の方法から、ユーザー入力や繰り返し処理での文字列結合の方法まで、いくつかの技術を見ていきます。
基本的な文字列結合
バッチファイルで文字列を結合する最も簡単な方法は、単純に変数を連結することです。以下の例では、二つの文字列 str1 と str2 を結合して、新しい文字列 str3 を作成します。
@echo off
setlocal
set str1=Hello
set str2=World
set str3=%str1%%str2%
echo %str3%
endlocal
このスクリプトを実行すると、HelloWorld と表示されます。
文字列にスペースを含めて結合
@echo off
setlocal
set str1=Hello
set str2=World
set str3=%str1% %str2%
echo %str3%
endlocal
このスクリプトを実行すると、Hello World と表示されます。
ユーザー入力の文字列を結合
ユーザーからの入力を受け取り、それを結合する方法です。以下の例では、ユーザーに二つの文字列を入力させ、それを結合して表示します。
@echo off
setlocal
set /p str1=Enter the first string:
set /p str2=Enter the second string:
set str3=%str1%%str2%
echo %str3%
endlocal
ユーザーが入力した文字列が結合されて表示されます。
繰り返しの中で文字列を結合
ループ内で文字列を結合する場合の例です。以下のスクリプトでは、BaseString に _1 から _5 までを順に追加していきます。
@echo off
setlocal
set str=BaseString
for %%i in (1 2 3 4 5) do (
set str=%str%_%%i
)
echo %str%
endlocal
このスクリプトを実行すると、BaseString_1_2_3_4_5 と表示されます。
まとめ
この記事では、バッチファイルでの文字列結合の基本的な方法について説明しました。これらのテクニックを活用して、効率的にバッチスクリプトを作成し、さまざまな自動化タスクに役立ててください。