バッチファイルを使って作業を自動化する際、テキストファイルを作成する必要があることがよくあります。この記事では、バッチファイルでテキストファイルを作成する4つの方法を紹介します。
echo コマンドを使った基本的な方法
バッチファイルでテキストファイルを作成する最もシンプルな方法は、echo コマンドを使用することです。以下のコマンドで、”こんにちは、世界!” というテキストを output.txt というファイルに書き込みます。
echo こんにちは、世界! > output.txt
このコマンドを実行すると、指定された内容がファイルに保存されます。ファイルが存在しない場合は新規に作成され、既に存在する場合は内容が上書きされます。
追記モードでのファイル作成
既存のファイルに新たなテキストを追加するには、>> を使用します。これにより、既存の内容に新しいテキストが追記されます。
echo 追加のテキスト >> output.txt
この方法は、ログファイルのようにデータを追記していきたい場合に便利です。
複数行のテキストを書き込む
複数行にわたるテキストをファイルに書き込むには、複数の echo コマンドを連続して使用します。
echo 1行目のテキスト > output.txt
echo 2行目のテキスト >> output.txt
echo 3行目のテキスト >> output.txt
この方法で、複数行にわたる内容を1つのファイルにまとめることができます。
copy con コマンドを使った対話的なファイル作成
echo コマンド以外にも、copy con コマンドを使用して対話的にファイルを作成する方法もあります。コンソールに入力したテキストがファイルに保存されますが、自動化には向いていません。
copy con output.txt
このコマンドを実行すると、コンソールに入力した内容が output.txt に保存されます。入力を終了するには、Ctrl + Z を押してから Enter を押します。
まとめ
バッチファイルでテキストファイルを作成するには、echo コマンドが最も一般的で簡単な方法です。特に、内容を上書きしたり追記したりする際に便利です。また、複数行のテキストを書き込むことも簡単にできます。作業内容に応じて、最適な方法を選んでください。