【COBOL】ACCEPT文で入力値を受け取る方法

COBOL(Common Business-Oriented Language)は、ビジネスアプリケーションの開発に広く使用される古典的なプログラミング言語です。COBOLプログラムでは、ユーザーからの入力を処理する必要があります。その際に使用されるのが、ACCEPT文です。ACCEPT文を使うことで、プログラムは実行時にユーザーからのデータを受け取り、それを変数に格納することができます。

ACCEPT文の基本構文

ACCEPT文の基本的な構文は以下の通りです。

ACCEPT identifier-1 FROM source-1

ここで、identifier-1は受け取るデータを格納する変数名であり、source-1は入力元を指定します。例えば、CONSOLEを指定すると、ユーザーがキーボードから入力します。

実例

以下は、ACCEPT文を使用してユーザーから文字列を入力し、それを変数に格納するサンプルコードです。

IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. ACCEPT-EXAMPLE.

DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
01 NAME PIC X(30).

PROCEDURE DIVISION.
ACCEPT NAME FROM CONSOLE.
DISPLAY "Hello, " NAME "!".
STOP RUN.

このサンプルでは、ユーザーが入力した名前を受け取り、それを挨拶メッセージに含めて表示します。

まとめ

ACCEPT文はCOBOLプログラムでユーザーからの入力を受け取るための重要な機能です。適切に使用することで、プログラムはユーザーとのインタラクティブなやり取りを可能にし、より柔軟なアプリケーションを開発することができます。