COBOLプログラミングにおいて、外部ファイルとのデータやり取りを効果的に行うための重要な句(キーワード)があります。それが「EXTERNAL句」です。この記事では、COBOLのEXTERNAL句について詳しく解説します。
外部ファイルの定義と関連付け
COBOLプログラムで外部ファイルとデータをやり取りするためには、まずそのファイルを定義し、プログラムに関連付ける必要があります。以下の例では、ファイルの詳細をコメントで説明しています。
IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. FILE-ACCESS-PROGRAM.
ENVIRONMENT DIVISION.
INPUT-OUTPUT SECTION.
FILE-CONTROL.
* 外部ファイルの定義
SELECT file-name ASSIGN TO "file-path"
ORGANIZATION IS SEQUENTIAL
ACCESS MODE IS SEQUENTIAL
FILE STATUS IS file-status.
DATA DIVISION.
FILE SECTION.
FD file-name.
* 外部ファイルのレコード定義
01 record-name EXTERNAL.
05 field1 PIC X(10).
05 field2 PIC 9(5).
WORKING-STORAGE SECTION.
01 file-status PIC X(2).
PROCEDURE DIVISION.
* メイン処理
BEGIN.
OPEN INPUT file-name
PERFORM UNTIL EOF
READ file-name
AT END MOVE 'Y' TO EOF
END-READ
* レコード処理
DISPLAY "Field1: " field1 " Field2: " field2
END-PERFORM
CLOSE file-name
STOP RUN.
データの入出力と整合性の維持
EXTERNAL句は、COBOLプログラムが外部ファイルからデータを読み取ったり、ファイルへデータを書き込む際にも重要な役割を果たします。この句により、プログラムは外部ファイルの構造に合致したデータの取り扱いを行い、データの整合性を維持することができます。
まとめ
外部ファイルとのデータのやり取りでは、外部ファイルのオープン、クローズ、エラーハンドリングにも注意が必要です。ファイルステータスを適切に扱い、エラーが発生した場合に適切に対処することが推奨されます。