【JavaScript】User lengthプロパティ使用時に正確に文字数がカウントされない時の対処法

JavaScriptの文字列の長さを取得する際に、UTF-16符号単位でのカウントが行われることがあります。これにより、特定のUnicode文字(例えば絵文字や一部の漢字)が2つのUTF-16符号単位で表される場合、文字列のlengthプロパティが正確な文字数を返さない問題が発生します。

解決方法:文字列の正規化

JavaScriptでは、文字列を正規化することでこの問題を解決できます。文字列を正規化すると、サロゲートペアや結合文字などの特殊な文字が適切に扱われ、lengthプロパティが正確な文字数を返します。

以下は、文字列の正規化を行うJavaScriptコードの例です。

let str = "a\uD83D\uDC68\u200D\uD83D\uDC69\u200D\uD83D\uDC66b"; // "a👨‍👩‍👦b"という文字列
let normalizedStr = str.normalize(); // 文字列を正規化
console.log(normalizedStr.length); // 正確な文字数が出力される

この方法を使用すると、文字列内のサロゲートペアや結合文字などが適切に扱われ、文字列の長さが正確に取得できます。

まとめ

JavaScriptの文字列の長さを取得する際に、UTF-16符号単位でのカウントが行われることがあります。
特定のUnicode文字が2つのUTF-16符号単位で表される場合、文字列のlengthプロパティが正確な文字数を返さない問題が発生します。
この問題を解決するためには、文字列を正規化することが有効です。文字列を正規化すると、サロゲートペアや結合文字などの特殊な文字が適切に扱われ、lengthプロパティが正確な文字数を返します。