【JavaScript】breakでループ処理を中断させる方法

break文は、ループ処理を途中で中断し、ループを終了させるために使用されます。forやwhileといったループ内で特定の条件が満たされた場合、breakを使うことで、それ以降のループ処理を実行せずにループを抜けることができます。

基本的な使い方

break文を使用することで、ループの途中で処理を中断することが可能です。以下は、forループ内でbreakを使用する例です。

for (let i = 0; i < 10; i++) {
    if (i === 5) {
        break; // iが5になったらループを中断
    }
    console.log(i);
}

このコードでは、iが5になるとbreak文が実行され、ループが終了します。そのため、コンソールには0から4までの数値が表示されます。

whileループでの使用例

break文はwhileループでも同様に使用できます。以下は、その一例です。

let i = 0;
while (i < 10) {
    if (i === 5) {
        break; // iが5になったらループを中断
    }
    console.log(i);
    i++;
}

この場合も同様に、iが5に達するとループが終了し、0から4までの数値がコンソールに出力されます。

breakを使うタイミング

breakは、特定の条件が満たされたときにそれ以上ループを続ける必要がない場合に有効です。例えば、配列の中から特定の値を探し出した時点で検索を終了したい場合などに使われます。

const numbers = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10];
for (let number of numbers) {
    if (number === 7) {
        console.log('見つかりました: ' + number);
        break; // 数字7が見つかったのでループを終了
    }
}

この例では、7が見つかるとbreak文が実行され、forループが終了します。

まとめ

break文を使用すると、ループを効率的に制御できるため、特定の条件が満たされたときに不要な処理を回避することができます。ループ処理の最適化に役立つ便利な構文です。