データベースからデータを取得し、PHPを使ってウェブページに表示するのは、ウェブ開発において非常に重要なスキルです。本記事では、PHPを用いてMySQLデータベースからデータを取得し、表示する方法について詳しく解説します。
データベース接続の設定
まずは、MySQLデータベースに接続するための設定を行います。以下のコードは、データベースへの接続を確立する基本的な方法です。
<?php
$servername = "localhost";
$username = "root";
$password = "";
$dbname = "example_db";
// データベース接続の作成
$conn = new mysqli($servername, $username, $password, $dbname);
// 接続のチェック
if ($conn->connect_error) {
die("接続失敗: " . $conn->connect_error);
}
?>
このコードでは、mysqliクラスを使用してデータベースに接続しています。接続に失敗した場合は、エラーメッセージを表示してスクリプトを終了します。
データの取得
データベースからデータを取得するには、SQLクエリを実行します。次のコードでは、テーブルからデータを取得し、表示する方法を示しています。
<?php
// SQLクエリの作成
$sql = "SELECT id, name, email FROM users";
$result = $conn->query($sql);
// 結果の表示
if ($result->num_rows > 0) {
// データを行ごとに出力
while($row = $result->fetch_assoc()) {
echo "ID: " . $row["id"]. " - 名前: " . $row["name"]. " - メール: " . $row["email"]. "<br>";
}
} else {
echo "0 件の結果";
}
// データベース接続のクローズ
$conn->close();
?>
このコードは、SELECTクエリを使用してデータを取得し、結果をウェブページに表示します。データが存在しない場合には「0 件の結果」と表示します。
エラーハンドリング
データベース操作中にエラーが発生する可能性があるため、エラーハンドリングを追加することが重要です。以下のコードでは、接続エラーおよびクエリエラーの処理方法を示しています。
<?php
// データベース接続の作成
$conn = new mysqli($servername, $username, $password, $dbname);
// 接続のチェック
if ($conn->connect_error) {
die("接続失敗: " . $conn->connect_error);
}
// SQLクエリの作成
$sql = "SELECT id, name, email FROM users";
$result = $conn->query($sql);
if ($result === FALSE) {
die("クエリエラー: " . $conn->error);
}
// 結果の表示
if ($result->num_rows > 0) {
while($row = $result->fetch_assoc()) {
echo "ID: " . $row["id"]. " - 名前: " . $row["name"]. " - メール: " . $row["email"]. "<br>";
}
} else {
echo "0 件の結果";
}
// データベース接続のクローズ
$conn->close();
?>
このコードでは、クエリの実行結果に対してエラーチェックを行い、エラーが発生した場合には適切なエラーメッセージを表示します。
まとめ
PHPを使用してデータベースからデータを取得し、表示するためには以下のステップを踏むことが必要です。
- データベースに接続する。
- SQLクエリを実行してデータを取得する。
- 取得したデータを表示する。
- エラーハンドリングを行う。
- データベース接続を閉じる。
これにより、PHPとMySQLを用いて効率的にデータを取得し、ウェブページに表示することができます。