【SQL】DISTINCTで重複したデータを削除する方法

データベース管理において、重複したデータは頻繁に発生します。このような状況を解決するために、SQLではDISTINCTキーワードが提供されています。この記事では、SQLのDISTINCTを使用して重複したデータを削除する方法について詳しく説明します。

DISTINCTとは

DISTINCTは、クエリの結果セットから重複した行を削除します。指定された列の値が重複している場合、1つの行しか返されません。これにより、一意の値のみを含む結果を得ることができます。

DISTINCTの使用例

例えば、以下のような従業員のテーブルがあるとします。

CREATE TABLE employees (
    id INT PRIMARY KEY,
    name VARCHAR(100),
    department VARCHAR(100)
);

INSERT INTO employees (id, name, department) VALUES
(1, 'Alice', 'HR'),
(2, 'Bob', 'IT'),
(3, 'Alice', 'HR'),
(4, 'Charlie', 'Finance');

この場合、名前の列に重複があります(Alice)。重複を削除するには、次のようにDISTINCTを使用します。

SELECT DISTINCT name, department FROM employees;

このクエリは、重複を削除した名前と部署の組み合わせを返します。

まとめ

DISTINCTキーワードは、SQLで簡単に重複したデータを削除するための強力なツールです。これを使うことで、クエリの結果から重複を除いた一意のデータを得ることができます。データベース管理やレポート作成などのさまざまな場面で役立つ機能です。