【SQL】条件に合致するデータを別のテーブルに登録できるINSERT-SELECT文の使い方 

データベース管理において、SQL(Structured Query Language)は重要な役割を果たします。その中でも、INSERT-SELECT文はデータの効率的な操作に役立つ便利な機能です。この記事では、INSERT-SELECT文の基本的な使い方とその活用方法について解説します。

INSERT-SELECT文の基本構文

INSERT-SELECT文の基本構文は以下の通りです。

INSERT INTO 新しいテーブル名 (カラム1, カラム2, ...)
SELECT カラム1, カラム2, ...
FROM 元のテーブル名
WHERE 条件;

この構文では、指定した条件に合致するデータを元のテーブルから選択し、それを新しいテーブルに挿入します。

実践的な例

具体例を挙げて説明しましょう。顧客情報が格納されたテーブルから、特定の条件を満たす顧客の情報を抽出し、新しいテーブルに挿入するケースを考えます。

INSERT INTO new_customers (customer_id, customer_name, email)
SELECT customer_id, customer_name, email
FROM customers
WHERE age >= 18;

このクエリでは、customersテーブルからageが18以上の顧客の情報を選択し、それをnew_customersテーブルに挿入しています。

活用方法

INSERT-SELECT文を使うことで、データのコピー、フィルタリング、変換などの多くの操作を一度に実行できます。大量のデータを効率的に処理する際に特に役立ちます。

まとめ

INSERT-SELECT文は、SQLを使ったデータ操作の中でも重要な機能の一つです。正しい使い方を理解し、適切に活用することで、データベースの効率的な管理が可能となります。