【Python】ChatGPTで文章校正を自動化する方法｜API連携で自然な添削を実現

文章の誤字脱字チェックや表現の自然さを整える作業は、時間と労力を要します。OpenAIのChatGPT APIを活用すれば、Pythonから簡単に文章校正を自動化し、読みやすく自然な文に整えることが可能です。

この記事では、ChatGPT APIとPythonを連携し、指定された文章を校正・添削するスクリプトの構築方法を紹介します。

前提：OpenAI APIの利用準備
校正用スクリプトの基本構成
校正結果の出力例
複数行・CSVデータの校正に応用
校正の指示をカスタマイズする
まとめ

前提：OpenAI APIの利用準備

OpenAI APIキーを取得
Pythonライブラリのインストール

pip install openai

校正用スクリプトの基本構成

import openai

openai.api_key = "YOUR_API_KEY"

def proofread_text(input_text):
    prompt = f"""以下の文章を校正してください。誤字脱字の修正に加えて、文法や語調を自然に整えてください。\n\n{input_text}"""
    
    response = openai.ChatCompletion.create(
        model="gpt-3.5-turbo",  # または gpt-4
        messages=[
            {"role": "system", "content": "あなたは日本語の文章を丁寧に校正するアシスタントです。"},
            {"role": "user", "content": prompt}
        ]
    )
    
    return response.choices[0].message["content"].strip()

# 例文
original = "本日はありがとう御座いました。ご確認宜しくお願い致します。"
corrected = proofread_text(original)

print("【原文】", original)
print("【校正後】", corrected)

校正結果の出力例

【原文】本日はありがとう御座いました。ご確認宜しくお願い致します。
【校正後】本日はありがとうございました。ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

複数行・CSVデータの校正に応用

文章が複数ある場合はCSVファイルから読み込んで処理することも可能です。

import pandas as pd

df = pd.read_csv("texts.csv")  # 'text'列に対象文章があると仮定
df["校正後"] = df["text"].apply(proofread_text)
df.to_csv("texts_corrected.csv", index=False)