Claude Code プラグイン完全ガイド|インストール・公式マーケットプレイス・自作方法まで徹底解説

Claude Code プラグイン完全ガイド|インストール・公式マーケットプレイス・自作方法まで徹底解説 AI開発

Claude CodeにはMCPサーバー・カスタムスキル・Hooks・エージェント定義など機能を追加する仕組みが複数あります。これらをひとつのパッケージにまとめてインストール・共有できるのがプラグインです。公式マーケットプレイスにはTypeScript/Python/Go向けのLSPサーバーや、GitHub・Jira・Slack等との外部連携など多数のプラグインが公開されています。

この記事では、プラグインの概念からインストール・使い方・自作方法まで解説します。Claude Code全般の概要はClaude Code完全ガイドを参照してください。

プラグインの要件
プラグイン機能はClaude Code v1.0.33以上で利用できます。claude --versionでバージョンを確認してください。古い場合はnpm install -g @anthropic-ai/claude-codeでアップデートできます。
スポンサーリンク

プラグインとは何か

Claude Codeには機能を追加するいくつかの仕組みがあります。プラグインはそれらを一括してパッケージ化したものです。

仕組み 概要 プラグインとの関係
スキル(Skills) Claudeが文脈に応じて呼び出す能力定義(SKILL.md) プラグインの構成要素として内包可能
エージェント(Agents) 専門的なAIサブエージェントの定義 プラグインの構成要素として内包可能
MCP 外部ツール・サービスとの接続プロトコル プラグインの構成要素として内包可能
Hooks イベントに連動して実行されるシェルスクリプト プラグインの構成要素として内包可能
プラグイン 上記すべてをひとまとめにしたパッケージ マーケットプレイス経由で配布・共有可能

単体のスキルやMCPサーバーと違い、プラグインにはバージョン管理名前空間(例: /my-plugin:hello)があります。チームや外部コミュニティとの共有を前提とした設計です。

インストール方法 適用範囲 用途
スコープ: user(デフォルト) すべてのプロジェクトで自分のみ有効 個人の常用プラグイン
スコープ: project リポジトリ内の全員(.claude/settings.jsonに記録) チームで共有するプラグイン
スコープ: local このリポジトリ内の自分のみ 個人検証・一時的な利用

マーケットプレイスの追加とプラグインのインストール

公式マーケットプレイスを追加する

プラグインを探すには、まずマーケットプレイスを追加します。Anthropicが公式に提供するclaude-plugins-officialマーケットプレイスには、主要言語のLSPサーバーや外部サービス連携など多数のプラグインが揃っています。Claude Codeのセッション内でスラッシュコマンドを使います。

公式マーケットプレイスを追加する
# Claudeのセッション内で実行
/plugin marketplace add anthropics/claude-plugins-official

# デモ・サンプル用マーケットプレイスを追加(プラグイン開発の参考に)
/plugin marketplace add anthropics/claude-code

# 追加済みマーケットプレイスの一覧
/plugin marketplace list

# マーケットプレイスの最新情報に更新
/plugin marketplace update anthropics/claude-plugins-official

プラグインをインストールする

マーケットプレイスを追加したら/plugin installでインストールします。/pluginだけ入力するとTUI(タブUI)が開き、Discover(探す)・Installed(インストール済み)・Errors(エラー)を視覚的に管理できます。

プラグインのインストール
# TUIを開いて視覚的に操作
/plugin

# コマンドで直接インストール(user スコープ)
/plugin install typescript-lsp@claude-plugins-official

# チームで共有(project スコープ)
/plugin install github@claude-plugins-official --scope project

# インストール済みプラグインの一覧
/plugin list

# プラグインを有効化・無効化
/plugin enable  typescript-lsp@claude-plugins-official
/plugin disable typescript-lsp@claude-plugins-official

# プラグインのアンインストール
/plugin uninstall typescript-lsp@claude-plugins-official

プラグイン変更は即座に反映されますが、再起動したい場合は/reload-pluginsを実行します。

公式マーケットプレイスの主要プラグイン

言語サーバー(LSP)プラグイン

LSPプラグインをインストールすると、Claudeがコードを編集するたびに型エラー・未解決import・lint警告を自動検出して修正できるようになります。

プラグイン名 対応言語 内部ツール
typescript-lsp TypeScript / JavaScript tsserver(TypeScript付属)
python-lsp Python pyright(Microsoft製)
rust-analyzer-lsp Rust rust-analyzer
gopls-lsp Go gopls(Go公式)
TypeScript LSPプラグインの例
/plugin install typescript-lsp@claude-plugins-official

# インストール後、Claudeにこう指示するだけで型エラーを自動修正
# "TypeScriptのエラーをすべて修正してください"
# → LSPがリアルタイムでエラーを報告し、Claudeが順番に修正する

外部サービス連携プラグイン

以下のプラグインをインストールすると、Claude CodeからGitHub・Jira・Slackなどのサービスに直接アクセスできるMCPサーバーが設定されます。MCPサーバーの概念はClaude Code MCP完全ガイドを参照してください。

プラグイン名 連携サービス 主な使い方
github GitHub PR・Issue・コードの検索・操作
gitlab GitLab MR・Issue・CI/CDの管理
atlassian Jira / Confluence チケット参照・ドキュメント生成
slack Slack チャンネル参照・メッセージ送信
figma Figma デザインファイルからコード生成
vercel Vercel デプロイ管理・ログ確認
firebase Firebase データベース・Authentication操作
supabase Supabase データベース・API操作
sentry Sentry エラーログの参照・分析
linear Linear チケット管理・プロジェクト操作

開発ワークフロープラグイン

プラグイン名 機能
commit-commands git commit・push・PR作成をスキルとして追加
pr-review-toolkit PRレビュー専門エージェントを追加
explanatory-output-style 実装の選択理由を教育的に説明するスタイルに変更
plugin-dev プラグイン作成を支援するツールを追加

–plugin-dirでローカルプラグインをテストする

自作プラグインを開発中のとき、インストールせずに--plugin-dirフラグでローカルディレクトリから直接ロードできます。変更の都度インストールし直す必要がなくて便利です。

–plugin-dirの使い方
# ローカルディレクトリからプラグインを直接ロード
claude --plugin-dir ./my-plugin

# 複数プラグインを同時にロード
claude --plugin-dir ./plugin-one --plugin-dir ./plugin-two

# セッション限定のロード(常設インストールには影響しない)
# 同名のマーケットプレイス製プラグインがある場合はローカル版が優先される

プラグインを自作する

最小構成

プラグインの必須ファイルは.claude-plugin/plugin.jsonのみです。このファイルがあるディレクトリがプラグインとして認識されます。

最小構成のディレクトリを作成
mkdir -p my-plugin/.claude-plugin
.claude-plugin/plugin.json(メタデータ)
{
  "name": "my-plugin",
  "description": "チーム向けカスタムプラグイン",
  "version": "1.0.0",
  "author": { "name": "Your Name" }
}

スキルを追加する

プラグインにスキルを含めるには、skills/ディレクトリにSKILL.mdを作成します。スキルの詳細な書き方はカスタムスキル完全ガイドを参照してください。

skills/daily-standup/SKILL.md
---
description: デイリースタンドアップレポートを生成する
---

gitの直近24時間のコミット履歴を確認し、以下の形式でスタンドアップレポートを作成してください:

**昨日やったこと:**
(コミットメッセージから要約)

**今日やること:**
(未解決のIssue・PRから提案)

**ブロッカー:**
(未コミットの変更・CIエラーがあれば報告)

プラグインの全体構造

プラグインのディレクトリ構造
my-plugin/
├── .claude-plugin/
│   └── plugin.json       # メタデータ(必須)
├── skills/               # スキル定義(SKILL.md)
│   └── daily-standup/
│       └── SKILL.md
├── agents/               # カスタムエージェント定義
│   └── reviewer.md
├── hooks/
│   └── hooks.json        # イベントハンドラ(PreToolUse等)
├── .mcp.json             # MCPサーバー設定
├── .lsp.json             # LSPサーバー設定
├── settings.json         # プラグイン有効時のデフォルト設定
└── README.md

ローカルでテストして配布する

ローカルテストから配布まで
# ローカルテスト(インストールなし)
claude --plugin-dir ./my-plugin
# → /my-plugin:daily-standup で動作確認

# チームで共有(GitHubリポジトリに公開後)
/plugin marketplace add https://github.com/your-org/company-plugins.git
/plugin install my-plugin@company-plugins --scope project
公式ディレクトリへの申請
プラグインをAnthropicの公式ディレクトリ(claude-plugins-official)に追加してもらうには、公式の申請フォーム(clau.de/plugin-directory-submission)から申請が必要です。個人・チーム利用の場合は自社GitHubリポジトリを使うマーケットプレイスで十分です。

まとめ

Claude Codeのプラグインは、スキル・エージェント・MCP・フックをひとまとめにしてチームやコミュニティと共有できる仕組みです。公式マーケットプレイスからTypeScript/Python等のLSPサーバーやGitHub/Jira等の外部連携プラグインをインストールするだけで、Claude Codeの対応範囲が大幅に広がります。

チーム固有のワークフローがある場合は、プラグインとして作成してproject スコープでインストールすると、チーム全員が同じ環境を共有できます。--plugin-dirでローカルテストしてから配布できるため、開発も簡単です。

よくある質問

QプラグインとMCPサーバーは何が違いますか?

AMCPサーバーは「外部ツールとの接続プロトコル」そのものです。プラグインはMCPサーバーの設定を含めることができる「パッケージ」です。例えばgithubプラグインをインストールすると、内部的にGitHub MCPサーバーが設定されます。単体のMCPサーバーを設定したい場合は.mcp.jsonに直接書く方法もあります。

Qプラグインをインストールするとsettings.jsonが書き換わりますか?

Aproject スコープでインストールした場合は.claude/settings.json(プロジェクトルート)に記録されます。user スコープ(デフォルト)の場合は~/.claude/settings.jsonに記録されます。local スコープの場合は.claude/settings.local.jsonに記録されます(gitignore推奨)。

Q/pluginコマンドと「claude plugin」CLIコマンドは何が違いますか?

A/pluginはClaude Codeのインタラクティブセッション内で使うスラッシュコマンドです。claude pluginはターミナルから直接実行するCLIサブコマンドです。基本的な操作(install/list/uninstall等)はどちらでも行えます。TUI(グラフィカルUI)は/pluginのみで利用できます。

QLSPプラグインをインストールすると何が変わりますか?

ALSPプラグインをインストールすると、Claudeがコードを編集するたびにLSPサーバーが型チェック・lint・import解決を実行します。エラーが検出されるとClaudeに自動的に報告されるため、「TypeScriptのエラーをすべて直してください」という一言で型エラーを一括修正できるようになります。IDE統合(VSCode等)で診断情報を共有している場合と同様の効果が得られます。

Qプラグインが原因でClaude Codeが起動しなくなったときは?

A~/.claude/plugins/cacheを削除するとキャッシュが初期化されます。それでも解決しない場合は--disable-slash-commandsフラグで起動するか、settings.jsonからプラグインの設定を手動で削除してください。