【bat】バッチファイルで拡張子が無いファイルに拡張子を追加する方法

ファイル管理をしていると、拡張子が無いファイルに出会うことがあります。これらのファイルに正しい拡張子を追加することで、ファイルの種類を認識しやすくなります。今回は、バッチファイルを使って拡張子を追加する方法を紹介します。

バッチファイルとは?

バッチファイルは、一連のコマンドをまとめて実行するためのファイルです。Windows環境でよく使われ、繰り返し作業を自動化するのに便利です。

拡張子追加の手順

以下の手順に従って、拡張子が無いファイルに拡張子を追加するバッチファイルを作成しましょう。

@echo off
setlocal enabledelayedexpansion

for %%f in (*.) do (
    set "filename=%%~nf"
    ren "%%f" "!filename!.txt"
)

ファイルを「add_extension.bat」として保存します。拡張子は「.bat」にすることを忘れないでください。

保存した「add_extension.bat」を実行します。このバッチファイルは、現在のディレクトリにある拡張子が無いファイルすべてに「.txt」の拡張子を追加します。

コードの説明

  • @echo off: コマンドの出力を非表示にします。
  • setlocal enabledelayedexpansion: 遅延変数展開を有効にします。
  • for %%f in (*.) do (…): 拡張子が無いすべてのファイルをループ処理します。
  • set “filename=%%~nf”: ファイル名を取得して変数に格納します。
  • ren “%%f” “!filename!.txt”: ファイル名に「.txt」を追加してリネームします。

注意点

  • このバッチファイルは現在のディレクトリにあるファイルにのみ適用されます。他のディレクトリにあるファイルに対しては別途対応が必要です。
  • 拡張子を追加する際に、既に同名のファイルが存在する場合は上書きされる可能性があるため、事前に確認してから実行してください。

まとめ

バッチファイルを使うことで、拡張子が無いファイルに対して効率的に拡張子を追加することができます。今回紹介した方法を参考に、必要な作業を自動化してみてください。