【COBOL】PERFORM文でループ処理を行う

COBOLはビジネス向けのプログラミング言語として数十年にわたって使用されてきました。その中でも、PERFORM文はCOBOLプログラミングの中核をなす重要な部分です。このガイドでは、PERFORM文の基本的な使い方を解説します。

PERFORM文の基本

PERFORM文は、COBOLの中で特定のパラグラフやセクションを実行するためのものです。これにより、同じコードを何度も書くことなく、繰り返し実行や手続きの呼び出しが可能となります。

単純なPERFORMの使い方

単純な形式のPERFORM文は、特定のパラグラフを一度だけ実行します。

PERFORM PARA-A.

回数指定によるPERFORM

繰り返しを伴うタスクには、この形式が役立ちます。

PERFORM PARA-A 5 TIMES.

範囲指定によるPERFORM

複数のパラグラフを連続して実行する場合に使用します。

PERFORM PARA-A THRU PARA-C.

テスト条件に基づくPERFORM

条件を満たすまでの間、繰り返し実行するための方法です。

PERFORM PARA-A UNTIL CONDITION-A IS TRUE.

VARYING節を持つPERFORM

ループ内での変数の値を変更しながらの繰り返しを実現します。

PERFORM PARA-A VARYING WS-INDEX FROM 1 BY 1 UNTIL WS-INDEX > 10.

まとめ

PERFORM文は、COBOLプログラムの効率的な実行を助ける強力なツールです。その様々な使い方を理解し、適切に使用することで、COBOLプログラミングの効率と可読性を向上させることができます。