Git でファイルをコミットする前に、git add コマンドでファイルをステージングします。ステージングしたファイルを元に戻したい場合は、git reset または git revert コマンドで取り消すことができます。
直前の git add の取り消し
直前の git add を取り消すには、以下のコマンドを実行します。
git reset HEAD <ファイル名>
または、以下のコマンドを実行します。
git reset
1 つ目のコマンドは、指定したファイルのステージングを取り消します。2 つ目のコマンドは、すべてのファイルのステージングを取り消します。
たとえば、sample.txt ファイルをステージングした後、以下のコマンドを実行すると、sample.txt のステージングが取り消されます。
git reset HEAD sample.txt
コミット後の git add の取り消し
git add を行った後にコミットした場合は、git revert コマンドでコミットを元に戻すことで、ステージングも取り消すことができます。
git revert <コミットハッシュ>
たとえば、以下のコミットを元に戻すと、sample.txt のステージングも取り消されます。
git revert 6155338
注意事項
.git ファイルを削除すると、すべての Git の履歴が削除されます。そのため、git add を行ったファイルを元に戻すには、.git ファイルを削除する前に、git reset または git revert コマンドを実行することをおすすめします。
まとめ
Git add の取り消しは、以下のコマンドで行うことができます。
- 直前の git add の取り消し:git reset HEAD <ファイル名> または git reset
- コミット後の git add の取り消し:git revert <コミットハッシュ>
誤ってファイルをステージングしてしまった場合は、これらのコマンドを活用して元に戻しましょう。