Oracleデータベースでユーザーの情報を変更または削除するためには、管理者権限を持つユーザーとしてOracleデータベースに接続し、適切なSQLコマンドを実行する必要があります。
ユーザー情報の変更
ユーザーの情報を変更するには、ALTER USER文を使用します。例えば、ユーザーのパスワードを変更する場合は次のようにします。
ALTER USER ユーザー名 IDENTIFIED BY 新しいパスワード;
他にも、ユーザーのデフォルトテーブルスペースや一時テーブルスペース、プロファイルなどを変更することもできます。
ALTER USER ユーザー名 DEFAULT TABLESPACE 新しいテーブルスペース名;
ALTER USER ユーザー名 TEMPORARY TABLESPACE 新しい一時テーブルスペース名;
ALTER USER ユーザー名 PROFILE 新しいプロファイル名;
ユーザーの削除
ユーザーを削除するには、DROP USER文を使用します。これにより、ユーザーが所有するすべてのオブジェクト(テーブル、ビュー、インデックスなど)も削除されます。
DROP USER ユーザー名 CASCADE;
CASCADEキーワードを使用すると、ユーザーが所有するオブジェクトも同時に削除されます。オブジェクトを保持したい場合は、CASCADEを省略することができますが、その場合はオブジェクトを手動で削除する必要があります。