Pythonでの繰り返し処理に欠かせないrange()関数について、基本的な使い方から応用例までを解説します。
range関数の基本
range()関数は、指定された範囲内の整数を生成するために使用されます。例えば、range(3, 7)と記述すると、3から6までの整数が生成されます。
range(start, stop, step)
- start: 範囲の開始値(この値を含む)。省略すると0が設定されます。
- stop: 範囲の終了値(この値は含まれません)。
- step: 増減の間隔。省略すると1が設定されます。
range関数の実例
startとstopを指定する
for i in range(3, 7):
print(i)
このコードは、3から6までの整数を順に出力します。
start, stop, stepを指定する
for i in range(2, 10, 2):
print(i)
2から始まり、2ずつ増加して10未満の値が出力されます。
負のstepを指定する
for i in range(10, 4, -1):
print(i)
このコードでは、10から始まり5まで1ずつ減少する値が出力されます。
range関数の応用
range()は、リストとして扱いたい場合にlist()関数と組み合わせることもできます。
numbers = list(range(5))
print(numbers)
これにより、0から4までの整数を含むリストが生成されます。
まとめ
range()関数は、Pythonでのループ処理において非常に便利なツールです。単純な整数の列を生成するだけでなく、様々な条件に応じた範囲設定が可能です。Pythonを使った効率的なコーディングを行うためには、range()の使い方をマスターすることが重要です。