Oracleデータベースを管理している場合、特定のユーザがどのような権限を持っているかを正確に把握することは重要です。この記事では、Oracleデータベースでユーザが持っている権限を確認する方法について詳しく解説します。
直接付与された特権の確認
ユーザが直接持っている特権を確認するには、DBA_SYS_PRIVS テーブルから情報を取得します。具体的なSQLクエリは次の通りです。
SELECT *
FROM dba_sys_privs
WHERE grantee = 'ユーザ名';
ロール経由で付与された特権の確認
ユーザがロールを通じて持っている特権を確認するには、DBA_ROLE_PRIVS テーブルを利用します。クエリは以下の通りです。
SELECT *
FROM dba_role_privs
WHERE grantee = 'ユーザ名';
まとめ
この記事では、Oracleデータベースでユーザが持っている権限を確認するためのSQLクエリを紹介しました。これらのクエリを使用することで、システム管理者は特定のユーザがどのような権限を持っているかを正確に把握することができます。データベースのセキュリティ管理やアクセス制御の観点から、このような権限確認は不可欠です。