【Oracle】小数点以下の切り上げを行う方法

Oracleデータベースを使っていると、数値の処理で困ることがありますよね。特に、小数点以下を切り上げたい場合、手動で計算するのは面倒です。そこで便利なのが、CEIL関数です。本記事では、CEIL関数の使い方や具体的な使用例を詳しく解説します。

CEIL関数とは?

CEIL関数は、指定した数値を切り上げて最も近い整数を返すOracleの関数です。例えば、2.3を切り上げると3になり、-2.3を切り上げると-2になります。

CEIL(n)

n: 切り上げたい数値を指定します。

CEIL関数の基本的な使い方

以下の例では、数値2.3を切り上げています。

SELECT CEIL(2.3) FROM dual;

結果:3

次に、マイナスの数値-2.3を切り上げてみましょう。

SELECT CEIL(-2.3) FROM dual;

結果:-2

実際の業務での応用例

CEIL関数は、実際の業務でも非常に役立ちます。例えば、商品価格の管理などでよく使用されます。

テーブルproductsがあり、その中にprice列があるとします。各商品の価格を切り上げて表示するクエリは次のようになります。

SELECT product_id, price, CEIL(price) AS rounded_price
FROM products;

注意点

  • CEIL関数は常に数値を切り上げるため、既に整数の場合や小数部分が0の場合は元の値がそのまま返されます。
  • 切り上げだけでなく、切り捨てや四捨五入を行いたい場合は、FLOOR関数やROUND関数と組み合わせて使用することが多いです。

まとめ

CEIL関数は、Oracleデータベースで数値を切り上げる際に非常に便利な関数です。基本的な使い方から応用例まで紹介しましたので、業務でのデータ処理にぜひ活用してみてください。