Oracleデータベースにおいて、シノニム(Synonym)は別のオブジェクト(テーブル、ビュー、関数など)への別名を提供します。これにより、異なるスキーマや所有者、異なるデータベースオブジェクト間でのデータへのアクセスが容易になります。
シノニムを確認する方法
シノニムを確認するには、Oracleデータベース内で次のクエリを使用します。
SELECT * FROM ALL_SYNONYMS WHERE OWNER = 'スキーマ名';
これにより、指定されたスキーマ内のすべてのシノニムに関する情報が表示されます。
特定のシノニムを確認する方法
もし特定のシノニムの情報を確認したい場合は、次のクエリを使用します。
SELECT * FROM ALL_SYNONYMS WHERE OWNER = 'スキーマ名' AND SYNONYM_NAME = 'シノニム名';
パブリック・シノニムについて
すべてのユーザーがアクセスできるパブリック・シノニムの情報を取得するには、以下のクエリを使用します。
SELECT * FROM ALL_SYNONYMS WHERE OWNER = 'PUBLIC';
まとめ
Oracleデータベースにおけるシノニムは、データベースオブジェクトに対する別名を提供し、データへのアクセスを簡素化します。シノニムを使用することで、異なるスキーマや所有者間でのデータへのアクセスを容易にし、コードの可読性を向上させることができます。上記のクエリを使用して、シノニムに関する詳細な情報を取得できます。