【Python】Slack通知を送る方法｜WebhookとSlack APIの使い方

バッチ処理やシステム監視、フォーム受付などの結果をリアルタイムにSlackへ通知できれば、業務の効率が大きく向上します。Pythonを使えば、Slackにメッセージを送信する処理を簡単に自動化できます。

この記事では、WebhookとSlack APIの2つの方法を使って、PythonからSlack通知を行う基本的な実装方法を紹介します。

方法①：Incoming Webhookで通知する
1. 1. Webhook URLの発行
2. 2. PythonからWebhook通知を送る
方法②：Slack Web APIを使う
1. 1. Botトークンの取得
2. 2. PythonでSlack APIにPOST
通知の応用例
まとめ

方法①：Incoming Webhookで通知する

1. Webhook URLの発行

Slack APIアプリページにアクセス
「Create New App」からアプリを作成
「Incoming Webhooks」を有効にし、「Add New Webhook to Workspace」
通知を送るチャンネルを選択して許可すると、Webhook URLが発行される

2. PythonからWebhook通知を送る

import requests

webhook_url = "https://hooks.slack.com/services/XXX/YYY/ZZZ"
message = {
    "text": "PythonからSlackに通知を送信しました！"
}

response = requests.post(webhook_url, json=message)

if response.status_code == 200:
    print("通知送信に成功しました")
else:
    print(f"通知失敗: {response.status_code}")

メリット： 設定が簡単で軽量、認証も不要。システム通知に最適。

方法②：Slack Web APIを使う

Slackのより高度な機能（DM送信、ファイルアップロード、ユーザー情報取得など）を使いたい場合は、Slack Web APIを利用します。

1. Botトークンの取得

Slackアプリを作成し、「OAuth & Permissions」で権限（chat:write など）を追加
「Install App」してBot User OAuth Token（xoxb-***）を取得

2. PythonでSlack APIにPOST

import requests

slack_token = "xoxb-your-bot-token"
channel_id = "#通知チャンネル名"  # 例: "#general" またはユーザーID

message = {
    "channel": channel_id,
    "text": "Slack API経由でメッセージを送信しました！"
}

headers = {
    "Authorization": f"Bearer {slack_token}"
}

response = requests.post(
    "https://slack.com/api/chat.postMessage",
    headers=headers,
    data=message
)

if response.status_code == 200:
    print("送信成功")
else:
    print(f"エラー発生: {response.status_code}")

注意： Botトークンは機密情報のため、.envなどで安全に管理してください。