【WordPress】「call_user_func_array」エラーが出たときの対処法

【WordPress】「call_user_func_array」エラーが出たときの対処法 WordPress

WordPressを使ってサイトを運用していると、様々なエラーに遭遇することがあります。それらの中で、特にやっかいなのが「call_user_func_array」エラーです。なぜなら、このエラーが出ると、その原因が何であるかを特定するのが難しいからです。

この記事では、そのような厄介な「call_user_func_array」エラーが出たときの対処法を具体的に解説していきます。このエラーは、WordPressがフックとして登録された関数を呼び出す際に、指定された関数が見つからない、あるいは無効な関数名であった場合に発生します。

エラーを修正するためには、まずはエラーが発生した原因を特定しなければなりません。それが関数の存在、その呼び出し方、スコープの問題、あるいは他の要因であるかもしれません。この記事を読み進めていただくことで、一体どのようにこのエラーの対処をすべきか、明確に理解できるはずです。

それでは、さっそく詳しく見ていきましょう。

エラーメッセージ例

Warning: call_user_func_array() expects parameter 1 to be a valid callback, function ‘custom_filter_hoge’ not found or invalid function name in /wp-includes/class-wp-hook.php on line 308

上記のようなエラーメッセージが出た際の対処法を紹介します。

関数の定義を探す

エラーを解決する最初のステップは、「custom_filter_hoge」という関数がどこで定義されているのかを見つけることです。全てのPHPファイル(WordPressのコアファイル、テーマのファイル、プラグインのファイルなど)を検索してみてください。関数が見つからない場合、エラーの原因はその関数が存在しないことかもしれません。

フックの登録を確認する

add_actionまたはadd_filterで呼び出される関数が正しく指定されているか確認しましょう。custom_filter_hogeという関数が存在しているにもかかわらずエラーが発生する場合、呼び出し方に問題がある可能性があります。特にオブジェクトのメソッドを呼び出す場合、正しい形式はarray($object, ‘methodName’)となります。

関数のスコープを確認する

次に、custom_filter_hogeという関数が存在するが、呼び出し元からアクセスできない場合、エラーが発生します。関数が正しいスコープ(globalやclass内)に存在するか確認してみてください。

コードをデバッグする

これまでの手順でエラーが解消しない場合、コードのデバッグが必要となります。WP_DEBUGを有効にすると、より詳細なエラー情報が表示されます。これによりエラーの原因の特定が容易になる場合があります。

まとめ

これらの手順を試してもまだエラーが解消しない場合は、具体的なコードやエラーの詳細が必要になります。そういった情報を用意の上、専門家に相談することを推奨します。

最後に、WordPressのエラーは厄介であることが多いですが、それらを解決する過程で自身のスキルが向上することは間違いありません。エラーは問題ではなく、成長の機会と捉えて取り組んでみてください。