git diff でファイル指定する方法

git diff でファイル指定する方法 Git

Git の git diff コマンドは、コミット間の変更や、作業ツリー、およびインデックスなどと、差分を確認するコマンドです。

デフォルトでは、作業ツリーとインデックスの差分が表示されますが、ファイル指定することで、特定のファイルの差分のみを確認することができます。

ファイル指定の基本

ファイル指定は、git diff コマンドのオプションで指定します。

git diff [オプション] ファイル名

例えば、index.html ファイルの差分を確認するには、以下のコマンドを使用します。

git diff index.html

このコマンドでは、作業ツリーとインデックスの index.html ファイルの差分が表示されます。

ファイルの変更内容をより詳しく表示する

ファイル指定と同時に、-U オプションを指定することで、ファイルの変更内容をより詳しく表示することができます。

git diff -U index.html

このコマンドでは、ファイルの行単位の差分が、以下のような形式で表示されます。

diff --git a/index.html b/index.html
index 1234567890..abcdef123456 100644
--- a/index.html
+++ b/index.html
@@ -1,3 +1,5 @@
 <html>
 <head>
 <title>タイトル</title>
+<link rel="stylesheet" href="style.css">
+<script src="script.js"></script>
 </head>
 <body>

ファイルの変更内容をビジュアルに表示する

ファイル指定と同時に、-w オプションを指定することで、ファイルの変更内容をビジュアルに表示することができます。

git diff -w index.html

このコマンドでは、ファイルの変更内容が、以下のような形式で表示されます。

index 1234567890..abcdef123456 100644
--- a/index.html
+++ b/index.html
@@ -1,3 +1,5 @@
 <html>
 <head>
 <title>タイトル</title>
+<link rel="stylesheet" href="style.css">
+<script src="script.js"></script>
 </head>
 <body>

ファイルの変更内容を簡潔に表示する

ファイル指定と同時に、-c オプションを指定することで、ファイルの変更内容を簡潔に表示することができます。

git diff -c index.html

このコマンドでは、ファイルの変更内容が、以下のような形式で表示されます。

index 1234567890..abcdef123456 100644
--- a/index.html
+++ b/index.html
@@ -1,3 +1,5 @@
 <html>
 <head>
 <title>タイトル</title>
+<link rel="stylesheet" href="style.css">
+<script src="script.js"></script>
 </head>
 <body>

まとめ

Git の git diff コマンドは、ファイル指定することで、特定のファイルの差分のみを確認することができます。

ファイル指定は、git diff コマンドのオプションで指定します。

また、-U、-w、-c などのオプションを指定することで、ファイルの変更内容をより詳しく表示したり、簡潔に表示したりすることもできます。