CSV(Comma-Separated Values)ファイルは、テキストファイル形式の一種であり、データをコンマや他の区切り文字で区切って格納するためのものです。JavaでCSVファイルを読み込む方法を学びましょう。このチュートリアルでは、基本的なJavaの知識がある方を対象に、簡単なCSVファイルの読み込み方法を解説します。
必要な準備
最初に、JavaプログラムからCSVファイルを読み込むために必要なものを用意します。
- CSVファイルのパスを指定するための文字列
- CSVファイルの区切り文字(通常はカンマ)
CSVファイルの読み込み
以下のJavaコードを使用して、CSVファイルを読み込みます。
import java.io.BufferedReader;
import java.io.FileReader;
import java.io.IOException;
public class CSVReader {
public static void main(String[] args) {
String csvFile = "path/to/your/file.csv"; // CSVファイルのパスを指定してください
String line = "";
String csvSeparator = ","; // CSVファイルの区切り文字を指定してください
try (BufferedReader br = new BufferedReader(new FileReader(csvFile))) {
while ((line = br.readLine()) != null) {
String[] data = line.split(csvSeparator);
// データの利用例:ここでは単純にコンソールに出力しています
for (String value : data) {
System.out.print(value + " ");
}
System.out.println(); // 改行
}
} catch (IOException e) {
e.printStackTrace();
}
}
}
プログラムの解説
- BufferedReaderを使用して、CSVファイルを行単位で読み込みます。
- readLine()メソッドを使用して、CSVファイルから1行ずつ読み込みます。
- split()メソッドを使用して、カンマで行を分割し、文字列配列に格納します。
- 最後に、データを利用する方法を示しています。この例では、単純にコンソールに出力していますが、必要に応じて他の処理に置き換えることができます。