【SQL】TRUNCATE文でデータを一括削除する方法

データベース管理において、効率的かつ迅速にテーブル内のデータを一括削除する必要があることがあります。その際に便利なのがSQLのTRUNCATE文です。この記事では、TRUNCATE文の基本的な使い方と注意点について解説します。

TRUNCATE文とは?

TRUNCATE文はSQLで使用されるコマンドで、指定したテーブル内のすべての行を削除するために使用されます。TRUNCATEは、DELETE文と比較してより高速かつ効率的に動作しますが、削除したデータを復元することはできませんので、使用に際しては注意が必要です。

TRUNCATE文の基本的な使い方

TRUNCATE文を使用するには、以下のような構文を使います。

TRUNCATE TABLE table_name;

ここで、table_nameは削除したいテーブルの名前を指定します。

TRUNCATE TABLE employees;

上記の例では、”employees”という名前のテーブル内のすべての行が削除されます。

注意点

  • TRUNCATE文を使用すると、テーブル内のデータが完全に削除されるため、復元することはできません。データを削除する前にバックアップを取っておくなど注意してください。
  • TRUNCATE文は通常、テーブルの構造(列の定義など)には影響を与えません。データのみが削除されます。

データベース管理の際に、大量のデータを効率的にクリアしたい場合は、TRUNCATE文を活用してみてください。